6/22 バルセロナ1日目
リスボン、バルセロナ間もポルトガル航空を使いました。チェックインは、オンラインチェックイン完了というメールが来るだけで自分からのアクションの必要がなく、今回の航空会社で一番使いやすかったです。
空港到着後、5日間使えるHola Barcelona Travel Passという交通系パスを購入、ホテルに向かいました。ホテルはカタローニャ広場にほど近く、便利な場所にありました。
夜が長いのでフライト後も半日は観光できます。
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チェックインを済ませると近くのタピエス美術館に向かいました。この美術館自体は工芸系で正直あまり関心ないけど、6つの美術館に直接入れるArticketを並ばずに購入するために寄ったようなものです。
タピエス美術館でArticketを購入、早足で館内を観た後、Articketの対象であるピカソ美術館に向かいました。ピカソ美術館は古い館が立ち並ぶ細いムンカダ通りにあります。
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ピカソは14歳から20歳までバルセロナに住み、バルセロナ美術学校に通っていたそうで、この美術館もピカソの希望で建てられたそうです。作品は陶器もありますが、青の時代までのどちらかといえば初期の作品が充実していました。特に人物表現に天才を感じました。
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もちろんキュビズム以降の作品もありましたが、少なくともこの美術館では青の時代までの作品の方がメインだった感じです。個人的にはもう少し青の時代以降の作品も見たかったです。
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ピカソ美術館を出てさらにムンカダ通りを南に歩くと、サンタ・マリア・ダル・マル教会があります。14世紀に建てられたゴシックの教会で、内部は美しいステンドグラスなど壮麗な空間でした。
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最後に教会の近くのバルでスナックを食べました。ここのお店の売りはこんな風に注いでくれるソーダです。
スペインのスナックにタパスとピンチョスがありますが、一口サイズで串刺しにされているのがピンチョス、小皿に乗っているのがタパスらしいです。ということで今回はピンチョスのお店でした。
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6/23 バルセロナ2日目
バルセロナは垢抜けた印象の街です。ホテルも街もアートに対する志向が感じられます。
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今日は午後にサグラダ・ファミリアを訪れる予定。そこで午前中はバルセロナのゴシック地区にあるサンタエウラリア大聖堂を見学することにしました。この地域の正統的カテドラルであり、ネオゴシックのファサードに威厳と歴史を感じます。
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内部空間も巨大かつ荘厳でした。中庭に雁が飼われていました。
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午後にサグラダ・ファミリアを予約してるのですが、地図で見るとサグラダ・ファミリアの手前に蚤の市があるので、ちょっと寄ってみました。市は名前と裏腹に近代的で巨大な屋根の下にありました。
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しばらくぶらぶらしてみたけど買いたいものは何も無かったですね。
蚤の市から歩いてサグラダ・ファミリアに到着。予約時間にはまだ少し時間があり、教会の斜め前に「Picasso」というカフェを見つけたので、お昼にすることにしました。
眼の前にサグラダ・ファミリアの全景が見えるので、入る前に教会を外から楽しむことができます。ここはサグラダ・ファミリア見学の前に寄る所としてベストじゃないかな。
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サグラダ・ファミリアの内部は天井が高く、美しい光に溢れており、礼拝の場所としてほとんど完成しているようでした。
教会内部を歩き回った後は塔に上がります。古い方の生誕のファサードと新しい受難のファサードの2つから予約のときに選ぶのですが、どちらが良いか分からなかったので単に古いという理由で生誕のファサードを選びました。
地上60mくらいの高さらしいのですが、まだ建築途中なので建築資材の隙間から塔や地上を見ることになります。結構高さを感じます。
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隙間や通路を縫って彫刻や塔からの眺めを楽しんだ後、螺旋階段をしばらく降り、最後にエレベーターで降りることになります。
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両方上った人の情報では、生誕のファサードではガウディの生前に彼自身によって造られた彫刻や装飾を見れる一方、受難のファサードの方が少し高く、見れる場所もやや広いと書かれていました。まあこれは好みの問題でしょう。
サグラダ・ファミリア見学の後は同じくガウディ設計のグエル公園に行きました。小高い丘の上にあり、地下鉄を降りて20分ほど坂を上がります。
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グエル公園からは先程見学したサグラダ・ファミリアなどがよく見えました。ガウディ特有のタイル張りベンチのある人気の撮影スポットで、写真を撮ってみました。
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これも有名なトカゲの噴水。竜という説もあるようだけど、どうみてもトカゲです。
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ガウディを十分堪能したので一旦宿に帰りシャワーを浴びました。僕が滞在した6月後半のバルセロナは最高温度がずっと29度くらい、湿気は少ないので結構快適でした。
しばらく休んだ後はまたゴシック地区に歩いてお店に入りました。適当に注文したら残念ながら地元の料理でなくてパスタが出てきました。それに名前は忘れたけどバルセロナのビールを頼んで夕食としました。
この日は祭りの日のようで周辺ではかなりうるさく爆竹がなってました。でも残念ながら祭りの行列に出会うことはありませんでした。
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6/24 バルセロナ3日目
この日はサグラダ・ファミリアと並ぶバルセロナでの楽しみであるミロ美術館に行きました。美術館はバルセロナの南にあるムンジュイックの丘にあり、地下鉄からケーブルカーに乗り換えていきます。
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ここもArticketの対象です。白い開放的な建物に入ると生前のミロの写真が出迎えてくれます。
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ピカソ美術館が古い時代の作品をメインに展示していたのに比べ、このミロ美術館ではミロの絵画から彫刻まで生涯にわたる作品が数多く展示してあり、見ごたえがありました。はるばる日本から来たかいがあったというものです。
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ミロ美術館をじっくり歩き回った後は、これもArticketの対象であるカタルーニャ美術館に行きました。同じモンジュイックの丘にあり、歩いていけます。
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カタルーニャ美術館は、ロマネスク美術、ゴシック美術から近代美術に至る膨大なコレクションを有し、想像以上に格調高く大きな美術館でした。
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ロマネスク美術の膨大な展示を見てお腹が空いたので内部のカフェでお昼にしていたら、店員からもうすぐ閉館だと告げられました。なんでもその日はスペインの祝日、サンフアンの祭りの日で、多くの施設が早めに閉館するのだと。前日に爆竹がなっていた理由が分かりました。
というわけでエル・グレコの絵画、ガウディがデザインした家具など、この美術館の有名コレクションを見逃してしまいました。
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美術館を出たら素晴らしい展望がありました。噴水の先にベネチアをイメージして建てられたベネチアン・タワーが見えました。
国民の祝日で他の美術館などの施設も同様に早めに閉まるので、おとなしくホテルに帰ることにしました。
その後ホテルの近くの百貨店でお土産などを物色し、百貨店の最上階のレストランで早めの夕食としました。スペインのビール越しに見えるのがカタルーニャ広場です。
一人旅なのでバルにあまり出向かなかったのは残念です。
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6/25 バルセロナ4日目
4日目の午前はカタルーニャ音楽堂に行きました。ここもバルセロナの中心地にありホテルから歩いて行けます。
エントランスからこの階段を通って音楽堂のホールに向かいます。
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内部はステンドグラス、硝子の装飾や浮き彫りの彫刻などに彩られ、光り輝くような美しい空間でした。
正面のパイプオルガンも装飾的で全てが美しく、ここで実際に演奏を聴いてみたいものです。
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カタルーニャ音楽堂を観た後は、一昨日来た訪れた歴史的地区を歩くことにしました。
通りでギターを抱えて歌う二人組が良い構図だったので写真を撮り、帰って絵にすることにしました。
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大聖堂の広場に来ると地元の人達が集まり、古い素朴な音楽で踊ってました。中には観光客で参加する人もいました。
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午後はArticketが使えるバルセロナ現代美術館に足を伸ばしました。
バルセロナは現代美術も盛んだけど、やはり伝統的な文化、芸術に見るべきものが多いかな、という印象です。
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最後の夜はもちろんフラメンコ。リスボンで行ったファドの店があまり観光客向けでなかった反省から、バルセロナでは一番の老舗タブラオ「エル・コルドベス」に行きました。ちなみにタブラオとはフラメンコを見せる酒場のことで、ディナーの後にショーがあります。
余裕を持って到着したつもりがどうやら名前の似てる別の店だと言うことが分かり、あわてて本物のエル・コルドベスに駆けつけるというハプニングはありましたが、ディナーの時間が少なくなっただけで何とか間に合いました。
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3人のダンサーが代わる代わる踊るのですが、それぞれの自信に満ちた踊り、迫力に圧倒されました。ヨーロッパ最後の夜を飾るにふさわしいショーでした。
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