函館・青森を旅する(青森)

青函トンネルを超える

3日目朝に函館を発って新幹線で青森に向かいました。新幹線には函館駅よりずっと北の函館北斗駅で乗り換えです。さらに青函トンネルは一番海峡が狭い西側にあるので、ぐるっと廻る感じで函館駅から青森駅まで2時間近くかかりました。
新幹線はeチケットで乗るのだけどびっくりだったのは、函館駅ではスイカ等の電子カードが使えなかったこと。久しぶりにJRに紙の切符で乗りました。

ねぶたの家

ねぶたの展示施設ワ・ラッセ

ねぶたの家ワ・ラッセは青森駅の目の前にありました。外壁を意図的に湾曲させた凝ったデザインです。

過去のねぶた制作の名人の歴史を見ながら内部に入ります。

大きな顔が出迎えてくれます。

ねぶたの屋台は思ったより大きくて明るく輝いていました。

下絵が一緒に展示されていますが下絵もなかなかの出来です。

針金をつかった内部の様子も展示されています。

作者の個性が表れたたくさんの顔。

ワ・ラッセ、なかなか面白かったです。

青函連絡船

メモリアルシップ 八甲田丸

ワ・ラッセから少し歩いた岸壁にかつて青函連絡船として人々を運んだ八甲田丸が展示されていました。

八甲田丸は5千トンクラスの船でした。ブリッジ、通信室、エンジンなど、内部が見れます。

海鮮物を運ぶ人、林檎売りなど、昭和初期の人々の風俗が人形の形でコミカルに作られており、これが展示の一番の売りです。

鉄道連絡船として内部に軌道を引き込み、列車を運んでいた様子もちゃんと再現されていました。

ワ・ラッセと八甲田丸は市内観光の二本柱ですね。

三内丸山遺跡

3日目の午後は三内丸山遺跡を訪れました。縄文時代の前期から中期、今から約5500年前から4000年前までの約1500年間にわたって存在した大規模集落跡です。2000年に国の特別史跡に指定されました。

三内丸山遺跡は青森駅からバスで40分ほど。国の特別史跡なので良く整備されています。

施設に入ると大きな縄文式土器が出迎えてくれます。

3時からのボランティアガイドの説明で、広大な遺跡後を見学しました。

ガイドさんは時々青森弁を交え、分かりやすい解説をしてくれました。

竪穴住居跡。中央には炉があります。住居の構造や屋根の材質は時代によって変化が見られるようです。

盛土や墓の様子。

盛土は炉の灰・焼け土、土器などの生活廃棄物を繰り返し捨てた結果、小山のようになった場所です。

墓は子供と大人は区別され、その位置も宗教的に一定の規則で配置されていたようです。

巨大な掘立て柱の構造物。

実際の発掘現場は屋根を付けて保存され、近い場所に構造物として木組みで再現されていました。実際の建物はこれよりも更に大きかったと推定されていますが、何に使われたのかは分かっていないようです。

大型の竪穴式建物を再現したもの。ちょうど虹が架かっていました。

内部は非常に広く、こちらも用途ははっきりしないものの、集会所や非常時の避難先などの説があるようです。

中型の掘立て柱建物群の遠景。

遺跡を見た後はU字型の縄文時遊館で発掘された事物を見学しました。

これは重文の土偶。プレート型で表情が特徴的です。自分用のお土産にこの形のマグネットを購入しました。

クールな形の耳飾り、数千年の時を経て原型をとどめている組み紐、黒曜石の原石など興味深い展示があります。

縄文式の土器。岡本太郎が激賞した実用性の薄いアートな形の土器はここにはないようです。

膨大な数の発掘物が収められた収容庫と壁面に縄文土器のかけらを約6mの高さに散りばめたという縄文ビッグウォール

三内丸山遺跡は考古好きとして一度は行ってみたかったところだったので実現できて良かったです。ここを訪れる時は一日に何度も開催されるボランティアガイドのツアーに参加するのがオススメです。

遺跡から10分歩けば県立美術館なのですが、雨が降ってきたので大人しく宿に向かうことにしました。

青森市県立美術館

4日目は当初、レンタカーで十和田湖、奥入瀬渓流を見に行く予定でした。でも雨の予報だったので、午前中に前日にスキップした県立美術館を訪れることにしました。

美術館では意外に青空も覗いてました。

最初に入るホールにシャガールの出世作バレエ「アレコ」の巨大な舞台背景画が展示されていました。

椅子がいくつか用意されており、各場面の解説が音楽入りで流されました。なかなかうまい演出でした。

青森出身の奈良美智の巨大な犬のオブジェ。コロナの影響でガラス越しの鑑賞となりました。

棟方志功も青森出身です。棟方志功はほぼ全てのコレクションが撮影可能でした。

代表作《二菩薩釈迦十大弟子》

棟方は自らの木版画を「板画」と呼び、他の版画との差別化を図ったそうです。

奥入瀬渓谷

青森南部は雨予報だったのですが、どうせここまで来たのだからということで午後は奥入瀬渓谷に向かいました。山間部に入り予報通り雨模様、更にみぞれ混じりの天候となりました。

渓谷に着いても雨は止みません。

とりあえず写真を撮って早々に退却しました。

十和田湖

奥入瀬渓谷からは十和田湖をぐるっと半周し、東北自動車道経由で帰ることにしました。

十和田湖に着くと雨がほとんど止みました。

ちょうど秋田と青森の県境にある十和田湖レークサイドホテルで湖畔の風景を眺めながらお茶をして帰りました。

特に奥入瀬渓谷の辺りはかなり紅葉していたので、もし天候が良ければ素晴らしいドライブになったのに残念です。

弘前城

いよいよ最終日の5日目。朝からレンタカーで弘前城に向かいました。

弘前城の近くの観光会館に車を止め城と周辺を観光することにしました。

観光会館ではねぷたと漆器の展示があります。

城の周辺は紅葉していました。お堀の内側は広大な公園となっており、結婚式の写真撮影が行われてました。

天守閣そのものは意外に小さかったです。内部の展示も簡素で、あまり観光客向けに力を入れてない感じを受けました。

お堀の紅葉の風景。

しらさぎがちょうど羽を休めていました。

城周辺には武家屋敷もあるのですがスキップして洋館をいくつか見ることにしました。

これはカトリック弘前教会。畳が敷いてあることからも古い建築であることが分かります。

これは旧東奥義塾外人教師館。

弘前市初の私立学校である東奥義塾に招聘した教師と家族が暮らした洋館。家の内部にブランコまであるのにはびっくり。

これは同じエリアにある山車展示館。

直径3.3mの巨大な太鼓とか弘前藩時代から伝わるキッチュな大根とか人形の山車が面白かったです。

祭りが途絶えたため、これらの山車はこの展示館に保存されているだけで出番がないのが残念です。

弘前市リンゴ公園

5日目ともなるとさすがに皆疲れてきました。まだまだ見どころはたくさんあるのですが、市内観光は終了して最後に弘前市のリンゴ公園を訪れることにしました。

リンゴを抱えた少女の像とリンゴの郵便ポスト。

公園の中でリンゴ狩りとかできるのではと期待したのですが、残念ながらやってませんでした。

公園内の高台から林檎畑越しに眺めた岩木山。

この風景をもって青森に別れを告げ、新青森駅から東北新幹線で帰京しました。

最後に

国内旅行も5日間となると結構長丁場だと感じました。食に関してはあまりこのブログでは書かないのですが、函館の最初の2日間はホテルや朝市で、イカ、エビ、貝、カニなど新鮮な海産物ばかり食べてすっかり飽きてしまいました。
おかげで後半の青森ではアメリカンなトニーローマや中華料理屋などに好んで行くはめになりました。
それも含めて旅の思い出ではあります。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です