神話の国を旅する(四日目)

4月 10

最終日四日目は松江の歴史館への訪問から始めました。

松江の初代城主堀尾吉晴の国造りの様子がよくできた動画やジオラマで紹介されており、ここが松江で最初に訪れるべき場所だったと分かりました。吉晴が城と町を一からたった五年で作り上げたのは驚くべきことです。

続いて訪れたのが松江ホーランエンヤ伝承館。公式HPには、10年に一度約100隻の船が大橋川と意宇川を舞台に繰り広げる、絢爛豪華大船行列「ホーランエンヤ」とあります。最近では1年前の2019年の5月にこの大イベントが行われ、その様子がビデオで放映されてました。また色とりどりに装飾した櫂伝馬船の漕手、剣櫂(けんがい)と呼ばれる勇壮な舞手、女形などが人形で精巧に再現されてました。

実際の櫂伝馬船も展示されていました。

ちなみに3日目に乗った堀川遊覧船の船頭さんは、仕事を休んでこのホーランエンヤを観に行ったそうです。なにせ10年に一度のイベントで、次はもう見れないかもしれないので、と笑ってました。

ホーランエンヤは正式には松江城山稲荷神社式年神幸祭と呼ばれ、松江城内にある城山稲荷神社のお祭りです。最後に再び松江城に向かい、城山稲荷神社にお参りしました。

ここの古めかしい狐は小泉八雲のお気に入りだったそうです。

これを最後に松江を北上し中海を右に見て、日本海に突き出した美保関に向かいます。

美保関は入り江になっており、停泊する漁船の先に大山の勇姿が見えました。いつか登ってみたい山です。

漁港の手前にはイカが干してありました。

美保神社は大国主の后である三穂津姫命および恵比寿様として知られる息子の事代主神を祭る神社です。

本殿は大社造で作られた二神の御殿を「装飾の間」でつないだ特殊な形式で建てられており、大きさといい、荘厳さといい、とても格調高い神社です。拝殿の築造は新しいですが、古来から楽器が多く奉納されてきたそうで音楽の奉納が絶えないとのこと。

訪れた時もどなたかの祈祷が行われていましたが、確かに鳴り物の反響が良かったです。もちろん大社と同じく大きなしめ縄がありました。

美保神社の前には昭和そのものの路地がありました。

コロナの影響かこの路地では昼食にありつけず、参道前の新しいお店でお昼にしました。もちろん名物のイカを蕎麦と一緒に頂きました。

神社から少し走ると美保関灯台に着きます。海からかなり高いところにあるので灯台そのものはずんぐりしており、スラッとした日御碕灯台とは対象的な姿をしています。山陰最古の石造りの灯台で日御碕灯台と共に「世界の歴史的灯台100選」に選ばれたそうです。

灯台の回りを一周できる快適な遊歩道がありました。

晴れてたけど残念ながら隠岐は見えませんでした。遊歩道の途中に「沖の御前」という無人島への遥拝所がありました。沖の御前島は恵美須様が魚釣りをする島なんだそうです。島根は至ることろに神話の神々が登場します。

来たときと同じ米子鬼太郎空港からのフライトなので、美保関からの途中にある境港に寄ることにしました。空港名になった鬼太郎ロードを少しあるきました。

水木しげるは偉大な漫画家で作品も好きなのですが、あまり記念館とか興味がないので、最後に港の方を歩きました。40分だけ時間があったので、せっかく持ってきた携帯用水彩道具を取り出して港を描いてみることにしました。

さすがに時間が少なすぎてほとんど作品として成立してませんが、旅の記念として最後に載せておくことにします。

ということで神話をめぐる四日間の旅はおしまい。いつものことですが天気に恵まれてよかったです。

後はおみくじで「病気 なおる」と告げた医療の神オオクニヌシの、コロナへの治癒力に期待します。