読書

山の写真

それでも僕は「現場」に行く

野口健という人は富士山の清掃活動で知っている人も多いと思うが、一流のアルピニストである。野口氏が清掃活動を始めたきっかけは、エベレストでの外国人登山家からの一言にある。その登山家は「ヒマラヤを富士山のようなゴミだらけの山にするのか?」と彼に...
読書

おしゃべりな機械

今週注目したブログや記事: ・サンワサプライ、Twitterへつぶやけるワットチェッカー 消費電力を測定する機械。そこまでは驚くことはないけど、驚いたのはこれが測定した消費電力を、自動的にtwitterでつぶやいていくことだ。一瞬、機械が皆...
歴史

宗教を生み出す本能

「進化論からみたヒトと信仰」という副題からも、進化論的な観点から宗教を分析した書との売り出しである。事実、出だしはユダヤ教、キリスト教、イスラム教という3大一神教がいかに宗教を通じて結束を高め、対抗勢力を排除し、現在のような大きな力を得たの...
読書

放射能のひみつ

これまで「人は放射線になぜ弱いか」、「放射能は怖いのウソ」と放射能の一般向け解説書を読んできたが、この「放射能のひみつ」が読みやすさ、分かりやすさという点では一番だろう。 未だに福島の放射能の状況を非常に危険と喧伝して正義の味方を語るエセ科...
読書

チョムスキー入門 生成文法の謎を解く

チョムスキーの「言語と認知」を読んで面白かったので、今度は入門書を読んだ。本人の著作と入門書のどちらを先に読むのが良いかは一概には言えないが、どちらかと言えば本人の著作を先に読むほうが楽しい。今回もそのパターンだが、ちょっと違うのは、今回の...
読書

量子力学の世界 部分と全体

数年に1度は量子力学の最新状況に触れるために、この種の解説書を読む。量子力学の世界も、新しい理論や実験結果により着実に進展をしているからだ。著者の森田邦久は理学と文学(哲学)の両方の博士号を持つ頭のよい人だが、話はとても分かりやすい。 量子...