帰省から帰って

父の一周忌で福岡に帰省、その後母親を連れて温泉旅行をしていたので、久しぶりのブログ更新。

僕の予想ではもう原発は落ち着いているはずだったが、残念ながら予測が外れたことになる。一部で大げさに喧伝されていたような臨界の可能性は、ほぼゼロに近いというのが一般的な認識となった(NHKでも昨日そう解説していた)。それは予想通りなのだが、一方、2号機から直近の臨界を想定せざるをえないような非常に高い放射線量が検出された。このふたつは明らかに矛盾している。

ということは、福島がスリーマイルともチェルノブイリとも異なる種類の危機にある、と考えざるをえない。つまりこれまでの経験則が、今回は適用できないのだ。そうでなくても難しい原発の封じ込め処理なのに、肝心の初動を誤った(初動が早ければそもそも事態は深刻化しなかった)東電に任せておけるような事態ではないと思う。もちろんそれを許した官邸の責任も極めて大きい。

官邸は、この地球上に存在する最高の専門家、全ての知見、全てのリソースを結集して、(ここが重要だが)自らのリーダーシップで事態の収拾に当たるべきだろう。

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