読書 日本神話とアンパンマン 久しぶりにとてもユニークな本と出合いました。日本神話とアンパンマンにいったいなんの関係が?と疑問に感じられるかもしれません。でも山田永はひとつひとつ具体的に、アンパンマンと日本神話との共通項を例証していきます。 最初になるほど!と思ったのが... 2009.02.06 読書
読書 小林信彦の「回想の江戸川乱歩」 この本は小林信彦と小林泰彦の対談で始まります。この二人は、乱歩が私財を投じて始めた推理小説専門雑誌「宝石」の編集の中心的役割を担うことになるのですが、その中の乱歩像が興味深い。というのも、二人が語る乱歩が、一般的に信じられているようなある種... 2009.02.01 読書
読書 土門拳の「古寺を訪ねて」 読んだのは小学館文庫のポケットサイズのものです。土門拳の代表作の古寺巡礼シリーズからの写真や文章が多かったのですが、ちょっと複雑な気分になりました。この感覚は以前、いけばな草月流第三代家元で、映画、陶芸、書や竹のインスタレーションなど、多彩... 2009.01.28 読書
読書 ユージニア 恩田陸の「ユージニア」。犯人が最後まで分からない系の推理小説でした。 明らかに金沢を舞台にしたと分るK市で大量毒殺事件が発生し、その実行犯が死亡して発見されるのですが、その犯人に共犯者あるいは教唆をした者がいたのではないか?という推理の物語... 2009.01.25 読書
読書 都市は<博物館> 高橋哲夫の「都市は<博物館>」(岩波書店) 都市を博物館に見立てる。ふむ、面白い。でも、すると学芸員は誰なのか? この本は都市の博物的な探検というより、都市に魅せられ、あるいは都市に絡み取られ、都市を博物館たらしめるような活動に身を費やすこ... 2009.01.23 読書
読書 誰も「戦後」を覚えていない 鴨下信一の『誰も「戦後」を覚えていない[戦後30年代編]』(文春新書) 「なぜ昭和30年代はこんなに懐かしいのだろう。」という問いかけから始まるのがこの本です。 昭和30年代の映画、TVドラマ、自動車、安保、五輪、野球、歌謡曲・・・、著者の... 2009.01.21 読書