読書

山の写真

山で困ったときのテクニック

借りた本を読みきってしまったので、ぶらりと本屋に入って目に付いたのがこの本。山と渓谷社の同じシリーズの「山でバテないテクニック」という本も前に買ったことがあるのですが、今回は山のリスク管理のお話です。 僕もまあ低山専門とはいえ、ある程度の経...
日常の写真

「黄泉の国」の古代学

この本は日本の古代の葬送の形式から、日本人の古来の死生観を探ろうとする試みです。この本を読むと、大和朝廷の覇権の確立と共に日本全国に拡散していった前方後円墳と同時代、船形の葬送形式が多く行われていたことが分ります。日本においても「天かける船...
歴史

大和三山の古代

この本は上野誠が古代の時代から記紀や和歌の舞台となった、大和三山にまつわる物語や思考をまとめたものです。大和三山とは、飛鳥の地をとりかこむように存在する香具山、耳成山、畝傍山を言うのですが、実は最も高い畝傍山でさえ、200mに達しない低山な...
読書

レヴィナス 何のために生きるのか

どんな難解な思想もひとことで言い切ってしまう内田樹が、とたんに持ち前の明晰さを失うのが、レヴィナスを語る時です。 きっととてつもない問いが隠されているのだろうと思ったので、レヴィナスに関する一番分かりやすそうな小泉義之の本を借りてみました。...
日常の写真

神道の成立

「神道の成立」は、高取正男が昭和54年に発表した著作です。題名からは、太平洋戦争でイデオロギー的根拠として利用されたいわゆる「神道」の歴史的成立過程の話かと思われそうです。しかし高取の関心はむしろそれ以前、古代から連綿と続く民俗的な習俗、ア...
日常の写真

K-20

「回想の江戸川乱歩」を読んだ影響で、乱歩をまた読みたいなと思っていたところに、高校時代の友人から映画の「K-20 怪人二十面相・伝」が面白いから見るべし、とのメールが飛び込んできたので、遅ればせながらも先週映画館に足を運びました。 実は友人...