読書

読書

民族学者の発想

梅棹忠夫の「民族学者の発想」(平凡社) この本は民族学者である梅棹忠夫が、自身が当時(1990年代前半)館長を務めていた国立民族学博物館の教官たちと対談し、民族学の諸課題について様々な切り口で議論したものを本にしたものです。国立民族学博物館...
アート

芸術原論

赤瀬川原平の「芸術原論」(岩波現代文庫) またまた赤瀬川原平を読んでしまいました。この本は、1960年代の赤瀬川の過激なアート活動から1980年代の、トマソン、路上観察に至る思考の歩みが書かれて、今見ても新鮮ですし、何より知的好奇心を刺激し...
読書

私家版・ユダヤ文化論

内田樹の「私家版・ユダヤ文化論」(文春新書) 内田樹の本を読むのは、「寝ながら学べる構造主義」、「態度が悪くてすみません―内なる「他者」との出会い」に続いて3冊目です。この本で内田は、反ユダヤとは何か、ユダヤ人とは何を意味するのか、そして日...
アート

はじまりはダ・ヴィンチから

布施英利の「はじまりはダ・ヴィンチから」(エクスナレッジ) この本は、布施英利が50人の美術家を、彼独自の視点から解剖したものです。 ダ・ヴィンチからの古今の画家に加えて、現代では消しゴム版画のナンシー関なんかも取り上げてます。ダヴィンチを...
日常の写真

明治天皇の一日

先日「Queen」というダイアナ妃の死に翻弄されるイギリス王室を描いた映画をDVDで見たのですが、これがとっても面白かったです。主演のエリザベス女王を演じるヘレン・ミレンもよかったけど、トニー・ブレア夫妻の役者が本物そっくりでした。ちなみに...
アート

ひらがな日本美術史1

橋本治の「ひらがな日本美術史1」(新潮社) この本は、橋本治が14年に亘って芸術新潮に連載した内容を、7巻にまとめたものの第1巻目です。日本美術の通史(意外に結構珍しい)となっているのですが、もちろん縦横無尽に橋本流の解釈で貫かれたものです...