読書

歴史

ミットフォード日本日記 

「ミットフォード日本日記 英国貴族の見た明治」(講談社学術文庫) リーズデイル卿ことミットフォードは、幕末の維新の真っ只中に英国の外交官として活躍した人です。彼は約40年ぶりに、当時の英国国王エドワード7世の甥に当たるコンノート殿下の主席随...
読書

帯をとくフクスケ

荒俣宏の「帯をとくフクスケ 複製・偽物図像解読術」(中央公論社) 1990年 何だかあやしい題名ですが、荒俣がこの本で問題としていることは、美術界の「価値」至上主義、つまり美術が「価値」「真偽」「希少性」で判定されていることです。要するに美...
読書

文明の生態史観

梅棹忠夫の「文明の生態史観」(中公文庫) 1950年代に書かれたあまりに有名な著作なのですが、同名の著作そのものはほんとに短い小論文でした。関連する複数の著作と合わせて一冊の本として刊行されていました。 当時はトインビーの文明論に対抗するよ...
読書

もう牛を食べても安心か

福岡伸一の「もう牛を食べても安心か」(文春新書) 狂牛病には関心があるので、この問題を扱った本を図書館で探してみましたが、福岡伸一の本があったので、借りました。2004年とちょっと古いのですが、メディアによって公表された事実、行政が流す情報...
日常の写真

プレステージ

本を読むのも好きですが、映画も結構好きです。最近では、映画館でビートルズ世代必見のミュージカル「アクロス・ザ・ユニバース」を見ました。僕は正確にはポスト・ビートルズ世代ということになりますが、それでもビートルズの曲と共に、ベトナム戦争、反戦...
アート

浮世絵に見る江戸の子どもたち

「浮世絵に見る江戸の子どもたち」(くもん子供研究所) この本は子供を描いた浮世絵を集めたものです。僕はよく知らなかったのですが、春信、北斎、歌麿、広重、北尾重政等、当代きっての浮世絵師たちが、こぞって子供の遊戯絵を手がけていたのです。この本...