artjapan

読書

美女と機械

原克の「美女と機械」 河出書房新社 健康と美の大衆文化史と副題されたこの本、健康マシンの博物館という感覚で楽しく読んだ。まず語られるのが1900年代初頭から始まった健康志向が、優生学的な差別思想を背景に誕生したことである。そして本来は全く別...
山の写真

雷の正体

土曜日は箱根山行だった。登ったのは箱根の外輪山の一部である。車で仙石原から御殿場方面に行くには乙女トンネルを抜けていくが、そのトンネル付近から登り始め外輪山の尾根に到達したところが乙女峠である。そこから左に行くと金時山、我々は反対側に尾根を...
山の写真

縦走登山

山田哲哉の「縦走登山」 山と渓谷社 先日、例によってお昼に水道橋の登山ショップをうろついていたらこの本が目に止まった。今年も白馬岳から鑓ヶ岳、鑓温泉への縦走を行ったし、一応の技術はあると思うのだが、必要に応じて習い覚えた知識なので、例えばロ...
読書

「普通がいい」という病

関谷閑示の『「普通がいい」という病』 講談社現代新書 理性と心の関係がこの本の主題である。精神科医の著者は理性が過剰に心を支配した結果として現れる様々な病理を説明する。現代の社会は理性の優位が前提となっているのだが、著者が過去の様々なテキス...
スポーツ

FC東京観戦

今日は山の予定がなく、久しぶりにJリーグの試合を観戦した。味の素スタジアムで行われたFC東京対サンフレッチェ広島戦だ。 僕はスポーツは地元主義なので、都内に転居してからはFC東京を応援している。FC東京の応援は浦和レッズほど組織的ではないが...
日常の写真

デジカメに1000万画素はいらない

たくきよしみつの「デジカメに1000万画素はいらない」 講談社現代新書 なぜかリコーのCX3を買ってしまった後で読んだのがこの本。内容的にとても共感できる本だった。著者のメインの主張が「デジカメに1000万画素はいらない」ということなのだが...