Illustration誌3月号

季刊になって読むのは2度目だが、少し内容が濃くなった気がする。以前からとても面白い雑誌なのだが、季刊になってかなり情報量が多くなったようだ。元々プロを目指すイラストレータの卵たちのための実践的なノウハウが詰め込まれた雑誌なのだが、更に企画面が充実してきた。

例えば宇野亜喜良の指導で若手イラストレータが演劇のポスターを作るという企画があるのだが、これは練習ではなくて、実際に演じられる演劇のために現実のポスターを制作するのである。だから本物の製作過程が緊張感を持って伝えられることになる。

僕の場合は、それで生きていこうとしている人たちと違って単に面白いから読んでいるので、この充実ぶりはそれほどwelcomeじゃない。もっと情報量を少なくして気楽な企画を増やして欲しい気もするのだが、もちろんプロを目指す人達にとってはそれどころではないだろう。

イラストという世界ではのんびりした絵柄やメルヘンチックなモチーフも多いが、その背後にあるプロの緊密な企画とコラボレーションがこの雑誌の最大の魅力である。

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