2月22日の録音

僕の友人から2曲の音源が送られてきた。この友人は税理士なのだが、しかしてその実態はギターに命をかけているミュージシャンと言って良いかもしれない。その彼が学生時代からの盟友で今はプロの作曲家の方と二人で自主CDを作ることになり、今年の2月22日に僕を含めた友人が10人ほど集まって、バックコーラスを2曲録音したのだ。

改めて送られた録音を聞いたのだが、いずれもノスタルジックなテーマの曲であり、のんびり、そしてなつかしい気分になった。しかし、同時にある種の喪失感がこみ上げてきたのも事実だ。

もし、録音が3月11日以降であったなら、とてもこのような幸せなコーラスはできなかっただろう。人によって違うだろうが、あの日に僕らが何か、二度と取り戻せない何かを失ったことは確かだ。

世界が変わる前の幸福な歌声が収められたという意味で、あの録音は思い出深い記憶となった。CDの完成が待ち遠しい。

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