はじまりはダ・ヴィンチから

布施英利の「はじまりはダ・ヴィンチから」(エクスナレッジ)

この本は、布施英利が50人の美術家を、彼独自の視点から解剖したものです。

ダ・ヴィンチからの古今の画家に加えて、現代では消しゴム版画のナンシー関なんかも取り上げてます。ダヴィンチを(良い意味で)無学の画家と定義したりしてますが、日本の東山魁夷と平山郁夫をアートのジャンルに入れてないあたりは、日本の権威や常識から無縁の立場を貫いており、好感が持てました。

最初の見開きにはカラー挿絵があるのですが、本文の挿絵が白黒画像なのがちょっと残念でした。でも知的興味を刺激する軽い読み物として、良い仕上がりだったと思います。

話は変わりますが、今日テニス・スクールに行ったときに血圧を測ったら、下55上80でした。もともと低かったのですが、さらに低くなってきました。このぶんでは、上が70台も時間の問題かもしれません。

血圧が低いせいか、朝はやっぱり苦手です。体調というよりも気分が前向きになりません。そこで、ミュージカルの登場です。出社直前に好きなミュージカルの音楽を聞いて、気分を高めるのです。

ということで、僕のipodにはミュージカルのサウンドトラックが沢山入っています。定番の「オペラ座の怪人」や「マイフェアレディ」なんかに混じって、「南太平洋」なんて古いミュージカルもありますし、「Grease」なんかも朝一番に聞くには良いです。最近は「ラマンチャの男」も加わりました。もちろん「Westside Story」も入っていますが、バーンスタインによる偉大な作品だけど、悲劇なので朝一番に聞いて気分爽快、とはいかないのが難点です。

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