江戸の文人サロン

読書

揖斐高の「江戸の文人サロン」 吉川弘文館

僕の好きな時代は古代、江戸と昭和である。それ以外はあまり興味がないので、知識もない。今回読んだ久しぶりの江戸もの「江戸の文人サロン」は、揖斐高(いびたかし)による江戸の文人つまり知識人のネットワークについてのお話である。

いつの時代でもそうなのだけど、このようなサロンは最初は互いの知識を高めあうための真面目な集まりとして少人数でスタートするのだけど、次第に一般の人の興味の対象となって巨大化していく。自然、それを商売としようとする輩が出てきて、イベント業のような集まりに変貌していく。

江戸の文人のサロンの人物模様とか議論の対象となった書画については、これまでも多くの著作があったと思うけど、この本はそのネットワークの栄枯盛衰を追ったところが面白い。おなじみの山東京伝や大田南畝が活躍する重層的なメディア空間。やっぱり江戸はいつまでも新しい、というところかな。

ところで本を赤レンガ図書館に返すために、久しぶりに愛車を出動させた。といっても、自転車である。もう10年位乗っているBianchiだけど、いつも変わらず快調に走ってくれる。
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