安西水丸展

アート

世田谷文学館

世田谷文学館で開催中の安西水丸展に行ってきました。

10年ほど前にこのブログで安西水丸に関してこんな文章を書いたことがあります。当時から絵は好きだったのですがまだ自分で本格的に描き始める前で、ブログは読書感想がメインでした。

世田谷文学館は良くアーティストの回顧展が行われるところです。出展数が多く写真OKの場合が多いので好きな展示施設の一つです。この回顧展も安西水丸の多面的な作品がたくさん展示されていました。例によって一眼を持って行ったので、気に入った作品を写真に収めてきました。

3人の作家

自分に最も印象に残っている村上春樹に加え、和田誠、嵐山光三郎と、特に関わりのあった3人の作家のセクションがありました。

村上春樹が常に自分自身を描いていたと指摘する安西水丸ですが、今回の展覧会では写真も自画像もありません。ただ、ところどころに彼のシルエットが隠されていました。

子供時代の自分には嵐山光三郎って、テレビに時々出てくる正体の分からない不思議な人という印象です。安西が描いた色々な姿の嵐山光三郎がこちら。

和田誠はあの安西水丸にとっても憧れの別格の存在だったようです。

水平線

安西水丸は少年時代を千葉の千倉で過ごし、その時に見慣れた海、特に水平線が大きな影響を与えたとのこと。

そういえば確かに水平線が見えてきますね。

色鉛筆

実は色鉛筆が大好きだったらしくて、意外に素朴な作風です。自分も色鉛筆から絵を初めたのでますます安西水丸というアーティストが好きになりました。

カレーライスとお酒

食べ物は断然カレーライスが好きだったようです。お酒は日本酒で特にこの銘柄がお気に入りだったとのこと。お酒には疎いのですが銘酒なのでしょうか?

旅が好きだったようです。旅にまつわるアイテムがたくさん展示してありました。

旅のお土産、スノードームも好きだったようで、フィルムカメラのスノードームがありました。

愛機はライカとの合作で製作されたビンテージなミノルタでした。

安西水丸は旅に関する本もいくつか書いています。今回の記念に「ちいさな城下町」という本をギャラリーストアで買って帰りました。

僕もまたどこかに旅したいです。次は城下町でしょうか?

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