最近は大きな美術展ではなくて、近くの小さな美術館や博物館に行くことが多いです。今週も水曜日は根津の弥生美術館、木曜日は練馬区立美術館、そして土曜日は飯田橋の印刷博物館に足を運びました。
弥生美術館では「魔性の女」挿絵展が行われてました。実は根津にある釜竹という評判のうどん屋さんに行ったついでに根津神社とこの美術館に寄ったのですが、橘小夢(さゆめ)という画家の作品は雰囲気があって良かった。
練馬区立美術館ではいくつかの展示を無料で行っていたのですが、その中の「N+N展2013」の瀬島匠の「RUNNER 塔」という作品は、圧倒的な重量感のある塔の描写が素晴らしかったです。
作家も作品も知らなかったのですが、後で調べてみたら、「上野の森美術館大賞」を受賞した作品でした。美術展ってお気に入りの作品がひとつあればよいと思うのですが、これはまさにそのような宝石を「見つけた」という感覚でした。
印刷博物館は凸版印刷が運営する博物館ですが、入場料300円でとても楽しめます。特に、江戸城をCG大スクリーンの上に再現した映像作品は、一見の価値があります。しかも、解説は係の方がライブで行ってくれました。
ここは、印刷機械や印刷物など、印刷に関連する様々な歴史的資料が展示してあるのですが、個人的には世界や日本に大きな影響を与えた歴史的な著作物の展示が非常に興味深かった。もちろんレプリカなのですが、デカルトの「方法序説」、ニュートンの「ピリンキピア」、ダーウィンの「種の起源」、杉田玄白の「ターヘル・アナトミア」等々・・・。
施設内部の作りも素晴らしいので、パチパチ写真に撮ってしまいました。
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