山用androidアプリAlpineQuestの続きを書こうとしているが、中々時間がない。そんな間にも絵本は読んでいたりする。
宇野亜喜良の描く少女は、少女というのでも女性というのでもなく、その中間と言うより、その両方の存在だ。少女を食べようとして良心の呵責に苦しむ悪魔というのもとぼけた設定だが、宇野亜喜良の手になる絵画世界では日常の出来事だ。
結局、宇野亜喜良の世界は、少女が有する永遠の時間が、少女を取り巻く人間の固有の時間を侵食するという物語だと思う。
主人公の少女は困難に投げ込まれたかのように見えるが、本当に危機に陥ったのは実は悪魔の方なのである。
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