犬の記憶

日常の写真

人間とは所詮無数の風景の組み合わせの中を、ひたすら駆け抜けていく存在に過ぎないのだろう。

先日東京都写真美術館に行った際に、ミュージアムショップで目に留まったのがこの本。森山大道の写真ってすごいとは思っていたが、まとまった写真を見たことはなかった。写真もすごいが、文章がまた面白い。単に面白いというのではなく、写真というものに対する明晰な思考が散りばめられている。

この本は森山大道の自伝として出色だが、写真論としてもすばらしい。これがアサヒカメラに連載された写真と文を集めたものとは、とても信じられないような完成度である。

彼が学んだ高名な写真家達も森山大道流のフレームワークで、写真と同様に文章で大胆に描写され、切り取られる。そしてその写真の底辺には、記憶、光、過去、現在、無意識が交差し、見る人に疑問を突きつける。

最後に横尾忠則が大道の依頼で文章を書いているのだが、これがまた絶品だ。横尾は森山の文章をけなすことにより、その卓越性を表しているのだが、これがまことに達人の技である。

そして横尾の文章は次の言葉で終わる、

・・・こんなふうに考え出すと、この世の中すべてが森山大道の写真に見えてきたから不思議だ。どうやら現実は彼の写真をコピーしているのかもしれない。

次は森山大道の写真集を買うことに決めた。

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