2011-02

読書

奇想の森

久生十蘭が面白かったので、十蘭の著作が入ったアンソロジーを借りた。鮎川哲也と島田荘司の選んだミステリーは選りすぐりだが、その中でも十蘭の作品は独特の輝きを放っている。ここに収録されたのは「ハムレット」という作品だが、他の作家に見ることのない...
日常の写真

100均フリーダム

久しぶりに大笑いすると共に考えさせられた一冊。作者の内海慶一はかつて「ピクトさんの本」で、赤瀬川原平に匹敵するような路上観察術を編み出した人だ。あの時は路上標識だったが、今回はこともあろうに100均である。 100円均一商品の不正確な造形、...
読書

青空文庫

最近は青空文庫の読書が一番進んでいる。どこでも読めるというのはやっぱり大きい。それに電車の中とか待合室とかは、意外に読書に集中できる環境なのだ。 ちなみに最近読んだのは: 「海豹島」久生十蘭 「秘密の庭」チェスタートン 「源氏物語 "桐壺"...
日常の写真

「全てがここで起こっている」 ・・・ ソーシャルネットワーク

昨日の入笠山スノーシュー山行が雪で中止となったので、かねてから見たかった映画「ソーシャルネットワーク」に行ってきた。さすがにアカデミーに何部門もノミネートされている作品である。場面展開は少いしスペクタクルな場面は皆無なのだが、息もつかせぬテ...
技術

Pogoplugその後

2月2日の発表会でモニターになったPogoplugについての雑感。写真は自宅にHDDと共に設置したところ。これで僕の場合は2T(テラ)の容量が、外部からアクセス可能となる。 【セットアップ】 セットアップは売り文句通り、1分で終わった。Po...
アート

古典のアップデート

前の日曜日に行った赤レンガ図書館の新刊書コーナー(ここが充実しているのだ)で、見つけたのがこの本。劇場のための理論誌と銘打ってある。 最初は古典というキーワードにつられて手にとったのだが、関わっている人が凄い。監修が狂言の野村萬斎、表紙が大...