アイザック・アシモフのロビー

参議院選挙の投票の後、近くの図書館に立ち寄った。書棚をぶらぶらと見ていたら、アイザック・アシモフのロボット小説を集めた本が目に入った。

科学者でSF作家であるアシモフの本は、子供の頃からたくさん読んできた。ファウンデーション・シリーズなど、壮大なスペースオペラも好きだが、僕が好きなのはやはりロボット物だ。それも僕が子供のときに読んだ子守ロボットの物語「ロビー」が一番のお気に入りだった。

「ロビー」は20ページ弱の短編なのだが、改めて読みなおしてみても、やはりよくできた小説だと思う。今読み返すと子供のときの僕の記憶といくつか違う、ひとつはロビーが子守するのが女の子であって男の子でないこと、もうひとつはロボット工学3原則が明示的に書かれていないことだ。アシモフと3原則の話はとても有名な話なので、僕の頭の中ではロビーで3原則が初めて登場したことになっていたのだが、実際はそうではなかった。

この本は570ページを超える分厚い本なので、全てを読むつもりはないが、「ロビー」以外もいくつか読んでみるつもりだ。アシモフという人はロボット工学のシンボル的な存在となっているが、洗練されたユーモアの持ち主でもある。彼のユーモア感覚が発揮された「AL76号失踪す」も以前、確かSFマガジンで読んだ記憶がある。

先日池袋で買ったおもちゃのロボットは、1956年の米国映画「禁断の惑星」のロビーの末裔だが、映画のロビーは1939年に書かれたアシモフのロビーの末裔と言えるだろう。ちなみに「禁断の惑星」のロビーはRobbyだが、アシモフのロビーはRobbieである。

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