異界の風景

アート

最近読んでいるのが「セイラー教授の行動経済学入門」という本。ゲーム理論を越えた新しい経済学を解説する本だ。題名からすると一般向けの本だけど、内容は結構広範な知識を要求される。例えばパレート平衡などというゲーム理論の用語が解説なしで出てくるし、特定の条件下で人はどう振舞うかという思考実験がたくさん出てくる。

だから真面目に読んでいると、ちっとも進まないのである。

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でも今日は天気も良いので、上野に繰り出すことにした。芸大美術館で「異界の風景」という面白そうな展覧会をやっているからだ。どうも最近は大きな展覧会より、こんなマイナーな展覧会に好んで出没している。

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館内に入ると、展示場の前に黄色のインスタレーションがあった。秋を感じさせる。

展示は江戸以降、西洋の絵画技法を習得していく中で生じたビジョンの変化を、現代作家の作品との対比で浮かび上がらせるというもくろみである。それはそれで面白かったが、僕としては始めて見た青木繁の神話題材の「黄泉比良坂」が興味深かった。入ることの出来る小さな小屋にディスプレイと照明と音で燃えるイメージを構築した作品があったのだけど、以前浅間隠山に登ったときに出会った火事を思い出した。

僕としては作者やキュレータの思惑などどうでも良く、自分の想像力、イメージが喚起される作品がひとつあれば良いのだ。

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展示の終わりに、先ほどのインスタレーションは黄色い粘土を階段の上から落とすという参加型のアートだったと判明。だけど「粘土がなくなったのですいません」と言われてしまった。ちょっと残念。

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上野公園にも紅葉が訪れている。

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公園の中ほどでは佐賀の物産展をやっていた。テントを平面的に繋いでいるので外国のバザールのようだ。

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お腹がすいたから草餅を買って公園で食べて帰ったのであります。

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