読書

歴史

世の途中から隠されていること

僕は本は図書館か書店で手にとって選ぶことにしており、書評というものはほとんど読みません。ただ、日経の日曜日の書評ページに「半歩遅れの読書術」という欄があり、前回のブログでも触れた田中優子が現在コラムを書いており、それだけはこのブログの趣向と...
歴史

江戸のノイズ

櫻井進の「江戸のノイズ」(NHK Books)を読みました。「監獄都市の光と闇」と副題が付されたこの本は、近年とみにエコロジカルで文化的な理想郷として評価されている「江戸」が、実は権力の監視が隅々まで行き渡った監獄都市であったということを、...
読書

生物と無生物のあいだ

福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」(講談社現代新書)は、例によってふらっと書店で手に取った本ですが、傑作だと思います。やっぱり自分でお金を出して買った本に、はずれはほとんどないですね。この本は20世紀最大の発見のひとつであるワトソン・クリッ...
アート

超・美術館革命

「金沢21世紀美術館の挑戦」と副題が付けられたこの本、人口46万人の金沢市で実に年間138万人という記録的な入場者を集めるに至った秘密が綴られています。筆者である館長の蓑豊は、美術館はサービス業だと言い切っているところが、すごい。とにかく、...
読書

われ思う、故に、われ間違う

この前、天才とは常人にまねの出来ない魅力的な間違いをする人種だと書いたのですが、そのような認識はやがて間違いそのものの歴史への興味へと向かわざるをえないのです。ジャン=ピエール・ランタンの「われ思う、故に、われ間違う」(産業図書)は、科学の...
読書

コミュナルなケータイ

メディアとしての携帯電話には少なからぬ興味があるので、題名につられて読んでみました。著者の水越伸はメディア論が専門のようで、携帯事業者とのコラボやワークショップでの実践的な活動を通じて新しいメディアとしてのケータイ(あえて携帯電話とは読んで...