私は「考古学を科学する会」という会に所属し、ホームページを担当しています。

日本の考古学は大学の文学部で扱われてきた経緯もあり、科学的方法論に基づいた研究が必ずしも主流ではなかった歴史があります。 2000年の旧石器捏造事件を経てなお、特定の研究室の学説を継承することが重視される、まるで伝統芸能のような側面があることも否定できません。 こうした背景から、邪馬台国論争などは今も民間有志による議論が盛んです。 私も最も会員の多い「全国邪馬台国協議会」にも入っており、オンライン発表会などを通じて最新の議論に触れています。
今日視聴したオンライン発表は、非常にユニークなものでした。 邪馬台国問題とは、2000年前の『魏志倭人伝』の記述から邪馬台国の位置を同定するという単純な問題ですが、文字通りの道程では位置が海の上になってしまいます。 今回の発表者が素晴らしいのは、自ら所有するヨットで韓国から九州までを実際に航行し、海上のリアリティから航路を推定している点です。

上陸地点を博多湾と想定し、陸路もバイクで実地調査を行うなど、徹底したフィールドワークに基づいています。 理論だけでなく、自らの身体とヨットを駆使して謎に挑むその行動力と新鮮な発想には、深く感銘を受けました。


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