次に惨敗すべき人たち

Hope - Obama (Shepard Fairey poster)

選挙前に日本未来の党が惨敗するだろうと予想したが、それ以外の脱原発・半TPPを掲げる様々なポピュリスト政党も軒並み惨敗となった。原発やグローバルな貿易の枠組みの恐怖を煽り、進歩に反対すれば幸福が待っているという幼稚なレトリックに騙されるほど、国民は馬鹿ではなかったということである。

問題は圧勝した自民党の経済政策である。自民党の政策は要するにバラマキとお金を刷ることでデフレが解消し、経済が成長するというもので、ちょっとお笑いレベルのひどい政策だ。しかし基本的にマクロ経済学の領域なので、これが間違っていることを論証することは(経済学者にとって難しくはないかもしれないが)、政治の領域では容易ではない。

ただ、この問題はマクロ経済学を持ち出さずとも、コモンセンスの問題として扱えば良いと思う。つまり、もしお金を刷ることで問題が解決するなら、なぜこれまでそのような誰にもできる方法で危機を克服できた国がないのか、という問いを発することである。答は簡単で、経済危機はそんな幼稚な方法で解決できた国など存在しない。同様にバラマキにより経済は疲弊するが、成長とは無縁である。

自民党圧勝後の日本の未来を考えることは怖いが、少なくとも国民が安易なポピュリズムに決別したことは、一歩前進である。

残念なのは、脱原発・反TPPをメインの争点と煽ったマスコミが、国民の意識にも追いついていないことだ。残念ながらこの人達には、ちょっと救いがないと思う。恐らく日本の未来の為にポピュリスト政党の次に消滅するべきなのは、今のマスコミである。

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