危機におけるロボットの不在

原発災害ロボ、使えぬ日本 欧米提供もノウハウなく

津波による震災被害とは別に、原発の件で僕が最も残念に思うのは、ロボットの不在である。日本はロボット大国と自ら称し、生産現場だけでなく医療や介護など、様々な領域のためにロボットを開発してきた。

だがアトムの昔から我々が待ち望んでいたのは、国家的な危機の時に人間を助けてくれるロボットではなかったか?

原子力発電所が被災、一部が爆発し、人間が近寄ることが難しい状況、今こそ日本の技術の粋を集めたロボットが登場すべき局面だ。もしこれが物語だとしたら(そうだと良かったが)、できすぎだと言われるような大舞台だ。

だが、残念ながら、我々の希望は打ち砕かれ、代わりに米国やドイツのロボットが応援に駆けつけるようだ。

50年前に放送された鉄腕アトムの「史上最大のロボット」編では、アトムはその強さをかけて各国のロボットと戦う。だが、今まさに現実として始まった「戦い」に、日本は参加することもできないのである。

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