犬塚勉の展覧会が8月いっぱいなので、珍しく夫婦同伴で奥多摩の「せせらぎの里美術館」に行ってきました。
美術館は奥多摩線の御嶽駅と川井駅の中間にあるので、御嶽駅から川沿いに歩いていきました。駅に手書きの「せせらぎの里美術館」へのルート図が張ってあり、NHKの放送を見て大勢の人が押しかけたことが分ります。
川には沢山のひとが遊んでいました。カヌーの練習コースが作られており、色々な形のカヌーが行きかう様子を見ながらお昼を食べました。
ちょっと深くなったところでは子供達が飛び込みをやってました。
NHKの日曜美術館の犬塚勉特集から一月以上経っているのに、美術館には大勢の人がいました。TVでは初期の作品がすばらしく感じたのですが、現物を見ると犬塚が亡くなる直前の1988年近くの作品が断然良いと感じました。最晩年の作品を見ると、犬塚は死の直前に、それまでの自然表現を越える何か、神秘性、哲学性のようなものに近接していたことが良く分ります。
人が入り過ぎたせいか美術館内があまりに蒸し暑くて、じっくり見れる状態でなかったのはちょっと残念でしたね。
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