野町和嘉「地平線の彼方を語る」

日常の写真

最近は特に考古学や心理学関係の講演を良く聞きに行きます。写真展も良く足を運ぶのですが、単に写真を見るだけではなく、ギャラリー・トークなどに合わせて来場することが多いです。

六本木の富士フィルムスクエアでは、写真展を開催中の野町和嘉氏のギャラリー・トークを聞きました。野町氏はサハラ砂漠、アラビア半島やチベット高原など、人々が極限の生活をしている地域を歩き、その土地と人々の有り様を美しい写真に昇華させた世界的な写真家です。

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氏の原点となったサハラ砂漠のシリーズを語る野町氏。

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これはスーダンの遊牧民の少年が雌牛の性器に息を吹き込んでいるところ。性的刺激を与えることで牛は一層ミルクを出すのだという。氏を著名にした写真のひとつです。

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ボリビア南部のウユニ塩原。数Cmの深さの湖に空と雲が写り込んで、地球の果てを感じさせる写真です。

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人々の姿も野町氏のカメラが捉えると、神の気配がする。

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最後に会場で売っていた「地平線の彼方から」という写真&エッセイを求め、サインをしてもらいました。その際に使用カメラを聞いたら、アナログの頃からキャノンを使っており、現在はEOSのフルサイズがメインだとのことでした。

ブログに掲載していることで分かるように、この写真展はすべて撮影可です。でも氏の写真は大きな写真プリントでしかその神々しさ、迫力が伝わらないでしょう。会期は7月15日までです。もしそれまでに六本木に行く機会があったら、ぜひ富士フィルムスクエアを訪れてください。7月にも何度かギャラリー・トークが予定されているようです。

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