下川靖夫写真展

6月 9

リタイア生活は順調に推移しています。何か精神的な揺り戻しのようなものがくるかと思ってたけど、少なくとも今のところ、そのような気配はないですね。

昨日は自転車で旧古河庭園に行きました。バラが時期的に終わりかけだったのが残念ですが、アジサイはきれいに咲いてました。

西洋庭園から眺めた洋館
西洋庭園から眺めた洋館
アジサイ
アジサイ

今日は新宿のペンタックスフォーラムで開催中の「下川靖夫写真展」に行ってきました。下川さんは僕の高校の大先輩に当たりますが、長らく新日鉄の研究所に勤務され、東北大で博士号を取得後、札幌高専の教授をされ、現在は退官されています。

研究、教職生活のかたわら、48歳から世界中を自転車で旅され、現在までに54カ国、5300Kmを走破。今回、ヨーロッパとアメリカ大陸を走った時に撮った絶景の写真を展示しています。

ちょうどご本人がおられたので、自転車旅行のお話を伺うことができました。まずカメラですが、ペンタックスの中判カメラ645ですから大きく、重いです。これをロードバイクのハンドルの前に載せて世界中を走ったのですから、それだけでも大変なことです。ちなみにこれまで自転車は3回盗られたそうです。世界中の絶景ポイントで写真を撮られているのですが、ボリビアの標高5千mを超える山に登山(登山とトライアスロンも趣味!)したときの写真について、詳しく解説していただきました。というのも晴天なのに空が黒いのです。通常空気中のチリが光を散乱させ空が青く見えるのですが、そこは空気中のチリが非常に少ないため、黒く見えるのだそうです。ちなみに教職では物理と数学を教えておられたそうです。

下川さんの写真はどれもクオリティの高いものですが、あくまで風景写真の延長線上にあり、プロの写真家のようなアートの領域を狙ったものではないです。むしろそれゆえに、素直に感動し、楽しめる展覧会となっていると思います。

愛車の前で
愛車の前の下川さん

現在71歳の下川さんは、実は医学的には肺がんのステージⅣの療養中なのですが、マラソンは続けておられ、次のチャレンジはマッターホルン、アイガーも登りたいと軽く仰られていました。まさに鉄人ですね。

最後にサイン帳を拝見しましたが、ユネスコ公認の写真家として著名な周剣生氏や山岳写真の第一人者である菊池哲男氏(白馬山荘で偶然ご一緒させて頂いたことがあります)の名前がありました。