南アルプス地蔵岳とレトロな山小屋

10月1日~2日は山の会で南アルプス鳳凰三山への山行に挑戦した。

初日は韮崎ICから40分ほどの標高1,100mの青木鉱泉から出発し、3つの滝を巡りながら標高2,400mの鳳凰小屋で一泊、2日目早朝に発ち、標高2,700m~2,800mの地蔵岳、観音岳、薬師岳の3山を周回し、戻ってくるという計画である。

評判どおり、1日目の上りは急登につぐ急登だったが、その間に次々と現れた3つの滝はいずれも水量豊富で豪快そのものだった。ほとんど人の手が入っていない登山道を延々と登り、鳳凰小屋にたどり着いた頃には足が棒になっていた。

鳳凰小屋の夕食は肉を捜すのが苦労するカレー。食卓の間が詰まっているため、背筋をまっすぐにしないと食事ができない。掘りごたつの小さな談話室には、アグネス・ラムとキャンディーズのポスターが貼ってあり、7時には消灯という、絵に描いたようなレトロな小屋である。

2日夜の明ける前に地蔵岳を目指し小屋を出発、ご来光は望めなかったが、1時間余で地蔵岳の基部に到達。風が吹きぬけとても寒かったが、富士山も甲斐駒をはじめとする南アルプスの山並みが望めた。

ところがここで、そびえたつオベリスクの岩棚に挑戦しようとした会員の方が、肩を脱臼するというアクシデントが発生した。

皆で荷物を分担して登りと同じルートを下ることにし、1,600mの標高差を7時間以上かけて降りた。脱臼した方は若い頃はスキーでならしたスポーツマンなので、この悪路をストック片手に淡々と降りていたが、かなりの痛みだったことは間違いない。

青木鉱泉で汗を流し、中央高速に急いだが、今度は車両火災による通行止め。当面は動かないので、その時間を利用して双葉SAで紹介された整形外科で脱臼の手当てを行った。通行止めが解除された後、渋滞の残る高速を走り、皆が帰宅できた頃は12時を回っていた。

今回、アクシデントはあったが、すばらしい滝、レトロな山小屋、色付き始めた風景を堪能した。またいつの日か、鳳凰三山には再挑戦したい。

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