消えたオール電化

震災と同じころ出された地下鉄のマンションの広告に、「免震+大規模+オール電化」という謳い文句があった。免震、大規模までは良いのだが、最後の「オール電化」がまずい。ところが先日地下鉄に乗ったら、最後の文句が消え「免震+大規模」の広告に替えられていた。

単に売り文句を変えただけなのか、本当にオール電化仕様でなくなったのかは分からない。しかし、もはや電気を浪費する仕組みが存在を許されない時代になったことは間違いない。実際、お風呂を電気で沸かすのは非効率極まりないことで、ガスのほうがずっと効率的だ。

「オール電化」という言葉は、今後ずっと続くであろう電力不足の時代の前史的に存在した非効率と巨大化のシンボルとして、どこか「恐竜」を思わせる言葉として記憶されることになるだろう。

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