架空の町

日曜日に赤レンガ図書館をさまよっていたら、面白そうな全集を見つけた。「書物の王国」という、20のテーマによるアンソロジー集である。その第1巻が「架空の町」。申し分なく魅力的なテーマである。

そのテーマを見て、ずっと読みたいと思っていた「猫町」があるのではないかという直感が湧いた。「猫町」は萩原朔太郎の幻想小説で、多くの作家が影響を受けたと書いている短編だが、まだお目にかかったことがなかった。

架空の町には20を超える小説が収められているが、果たして、「猫町」も収録されていた。予想通り短編に凝縮された物語性は、僕を一気に「架空の町」へと誘った。

朔太郎以外の作家も素晴らしい。ポオ、ラブクラフト、ボルヘス、プリニウス・・・。しばらく見知らぬ町を探索することになりそうだ。

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