リコーCX3

日常の写真

父の使っていたカメラを実家から持ってきたので、一眼とコンパクトカメラがそれぞれ3台づつ、計6台という布陣となった。誤算だったのが、山用にと買ったCANONのコンパクトカメラのG11が、山に不向きの機種だと判明したことである。

もちろんCANONが大きな撮像素子に画素数を抑えて低感度特性と画質にこだわったフラグシップモデルなので、画質はコンパクトデジタルとしては最高クラスである。問題は、山という特殊な用途に不向きだということだ。まず動作が全体にもっさりしている。機能的には1Cmのマクロ機能があるのだが、これが意外に合焦ミスが多い。例えば白馬岳はオリンパスの一眼を、蝶ヶ岳にはG11を持っていったのだが、白馬の花写真は問題なかったが、G11で撮った蝶ヶ岳の花の写真は半分近くがピントをミスっていたのである。

山では同行者もいるので、ゆっくり写真をとる余裕はない。ぱっと取り出してさっと撮る、ということができないと、いくら画質が良くても山カメラとしては失格なのだ。明らかにG11を山用に買ったのは失敗だった。

ということで、色々と悩んだ挙句、G11を上回るマクロ性能と軽快な動作で定評のあるリコーのCX3を買ってしまった。CX3は最近はやりの裏面照射型CMOSの撮像素子なので、技術的に完成されていないところもあると思ったのだが、実写画像を比較してまずまずの画質を確認して決断した。

これで手持ちが7台となってしまったので、ちょっとカメラの整理をするつもりだ。

コメント

  1. Tomiyama より:

    こんにちは。
    最近、時々見させて頂いております。
    山に良く登られているようで、色々なカメラをお持ちですね。
    当方は、山にはやはりワイドが合うようで、PanaのLXシリーズを
    使っています。
    16:9はやはり風景には使いよいですよ。
    マクロには向きませんが、遠景用には最適と思ってます。

  2. artjapan より:

    富山さん

    なぜか富山さんのコメントがスパムフィルタに入ってたので、返信遅れて失礼しました。

    LX3はG11を買うときに最後まで迷ったカメラです。大型センサー、1cmマクロとG11とはターゲットが近いと思いますが、バリアングル搭載など機能性が特徴のG11と比較すると、広角と明るいレンズでより趣味性の高いカメラかなと思います。G11は実用におけるレスポンスが不満なのですが、LXシリーズの山での使用感はいかがでしょうか?ちょっと興味があります。

    とりとめのない雑文を時々見ていただいているとのこと、恐縮しております。以前読ませていただいた「弥生の神々の末裔」に勝手な感想を書かせて頂きましたが、内容には感服いたしました。HPをお持ちだったとは知りませんでした。補遺もこれから読ませていただこうと思います。

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