再び読書と空想の世界に

なでしこの優勝が決まった頃、僕らは穂高岳山荘で下山の準備をしていた。もちろん決勝戦は見たかったのだが、それをあきらめて奥穂に行ったのである。どこまでも青い空とそそり立つ山々、山登りにはそれだけの価値がある。

ところが帰って3日目に体調を崩した。数年前に似たような症状になったことがあるが、吐き気とめまいが急に襲ってきた。会社に入っているクリニックで点滴を受けて、まだ歩けないので1時間ちょっと寝かせてもらい、なんとか家に帰り着いた。

どうやら自らの体力を省みず、少しだけ山登りに傾斜しすぎたようだ。このブログもいつのまにか山の記事が大半となり、肝心の読書が進んでいない。

僕にとっては読書も山登りも冒険である。読書が想像力や知識を使うのに対し、山登りが体力や技術を駆使するのが違うだけだ。

どちらも一生かかってもわずかしか探求できない広大な世界が待っているのだが、ここしばらくは読書の冒険の領域を広げようと思う。

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