歴史

ゴードン・スミスのニッポン仰天日記

リチャード・ゴードン・スミスについては彼が集めた怪談を美しい挿絵とともに掲載した「日本怪談集」を以前、このブログで紹介したことがあるのですが、今回読んだ「ニッポン仰天日記」(小学館)の方が最初に翻訳されたもので、世間的にははるかに有名です。...
読書

神殺しの日本

またまた梅原猛を読みました。「神殺しの日本」(朝日新聞社:2006年)です。 題名につられて図書館で借りたのですが、中身は朝日と日経新聞に連載したコラム集でした。ここで梅原は自分の思想がどのように形成されていったかを分りやすく語ります。 梅...
歴史

大江戸歌舞伎はこんなもの

橋本治の「大江戸歌舞伎はこんなもの」(ちくま文庫)を読みました。 橋本は歌舞伎の定式=ルールの解説から始めるのですが、これが絶妙にうまい。例えば、なぜ舞台の間口は三間となっているのか、実際はどれだけの長さなのか、出し物によって舞台の高さが決...
アート

古寺巡礼

「イタリア古寺巡礼」を読んだら結構面白かったので、その原点である著作、和辻哲郎が奈良付近の古寺を巡ったときの印象を記した「古寺巡礼」を読みました。 大正7年ですから、ほぼ90年前の旅行記になります。和辻は後に、風土に着目した独自の視点から西...
アート

岸田劉生の軌跡

少し前の土曜日、展覧会「岸田劉生の軌跡」をやっている、うらわ美術館に行ってきました。岸田劉生には特に強い興味があったわけではないのですが、またぶらりと浦和の町を歩いたついでの事です。 岸田劉生については麗子像以外にろくに作品を知らなかったの...
読書

心脳マーケティング

珍しいことにマーケティングの本を読みました。きっかけはいつものように偶然です。 先日REDSの赤いのぼりがたなびく浦和の町をぶらついていたら無料講演会をやっており、「深層心理とマーケティング」という面白そうなタイトルだったので、これはめっけ...