日本語ヴィジュアル系

携帯電話が日本語に与えた影響は既に多く語られてきました。最近は本の書き言葉とは異なる独自の記法による、携帯小説なるものまで出てきてます。

携帯の影響で生き物のように変化を遂げている日本語が今どうなってるのか知りたくて、秋月高太郎による「日本語ヴィジュアル系」を読んで見ました。

ヴィジュアル系というタイトル通りに軽い語り口なのですが、内容はしっかりしてます。顔文字、ギャル文字、アスキーアートに方言と、最前線の用法が出てくることはもちろん、戦後の「現代かなかなづかい」から現在の「現代仮名遣い」に至る日本語の変容の歴史が手際よく語られているのが面白い。

言語というものは常に変容の過程にあり、かなづかいについても永遠の正解というものはありません。それでも本書ではあえて、「きれいだゎ」とか「めざにゅ~」などというヴィジュアル的な語法を肯定した「ネオかなづかい」を提案しているのがちょっとクールでした。最初から最後まで軽いのりなのですが、意外に深い内容で勉強になりました。

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