アート

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岸田劉生の軌跡

少し前の土曜日、展覧会「岸田劉生の軌跡」をやっている、うらわ美術館に行ってきました。岸田劉生には特に強い興味があったわけではないのですが、またぶらりと浦和の町を歩いたついでの事です。 岸田劉生については麗子像以外にろくに作品を知らなかったの...
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イタリア古寺巡礼

高階秀爾の本で紹介されていて面白そうだったので、「イタリア古寺巡礼」を読みました。この本は哲学者の和辻哲郎が1927年にイタリア旅行したときの家族に宛てた書簡やスケッチなどを1950年に再編集したものです。 高階秀爾によれば、和辻哲郎が「風...
日常の写真

西洋の目、日本の目

「なつかしの一九八〇年代」という副題のついた村上春樹の「The Scrap」(文藝春秋)を読みました。 これは村上春樹が1980年代に「スポーツ・グラフィック・ナンバー」誌に書いていたコラムを集めたものです。装丁はもちろん和田誠です。 村上...
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ジャポニスム

馬渕明子の「ジャポニスム・・・幻想の日本」は1997年の刊行です。江戸から明治初頭にかけて日本に魅せられた西洋人が日本について著した本や海外に流出した数多くの美術工芸品は、西洋美術の様々な領域に影響を与え、民間レベルにおいてもセンセーショナ...
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路上観察学入門

2006年に行かなくて後悔した展覧会が、現代美術館で開かれた大竹伸朗の全景展だったのですが、2007年オペラシティの「藤森建築と路上観察展」も行くべき展覧会でした。結局見逃してしまったけれど。 その原点である赤瀬川原平、藤森照信、南伸坊の「...
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20世紀絵画

「モダニズム美術史を問い直す」と副題された、宮下誠の「20世紀絵画」(光文社新書)を読みました。 西洋美術の一般の解説書としては、似たような書名だけど高階秀爾の「20世紀美術」がちくま学芸文庫から出ており、これは通史としてすぐれた本だと思う...