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綺想宮殺人事件

先日代官山で見学した旧朝倉家住宅の影響だろうか、邸宅殺人事件物のミステリーが読みたくなった。このジャンルの孤絶した傑作といえる小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』の現代版のような作品を探していたら、この『綺想宮殺人事件』にたどり着いた。 確かに『...
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フリーエージェント時代の到来

フリーエージェント(FA)的な生き方や価値観は必ずしも全ての人に適している訳でもないし、世の中の全てがFAになることが社会として合理的なわけでもない。だが、現代の絶え間なく変化する社会は、FA的な働き方が組み込まれることで活性化し、社会全体...
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REMIX

ローレンス・レッシグのREMIXを1ヶ月半かけて読んだ。忙しかったので、全て通勤電車で読んだのだが、通勤時間は短いのでこれくらいの大著になるとどうしてもそのくらいの時間が掛かってしまう。レッシグはクリエイティブ・コモンズというインターネット...
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死霊解脱物語聞書

死霊解脱物語聞書(しりょうげだつものがたりききがき) 夏はやっぱり怪談でしょう。エアコンなしで寒くなれるしので、エコだし。 というわけで、選んだのが江戸時代最も人気のあった怪談である「累ヶ淵」(かさねがふち)の物語。下総の国、今の茨城県の小...
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アルプスの谷 アルプスの村

僕は読書と山が好きだが、なぜか山の本はあまり読んでない。今回、新田次郎の本を読んだのは、少し前に六本木で開催されていた新田次郎にまつわる写真展がきっかけだ。そこで彼がアルプス紀行を書いていたことを知った。改めて読んでみるとこれがことのほか面...
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いまを生きるための思想キーワード

哲学や現代思想の低迷の時代の後に、サンデルの「正義」に関するメディア露出で、なにやら哲学のプチブームが到来したかのようだ。サンデルの切り口の分かりやすさは特筆すべきだろう。この本が目指しているのは多分、哲学や思想の様々な領域に、サンデルのよ...