チロルへの旅 ミュンヘン編

旅行

今回の旅の概要

ヨーロッパアルプスを歩くのは楽しいものです。6年前にスイスアルプスを歩いたのが楽しかったので、今回はオーストリアのチロル地方のアルプスを歩くことにしました。

今回のおおまかな旅程は、羽田からドイツのミュンヘンに飛びミュンヘンを観光。電車でオーストリアのインスブルックに移動し近郊を1週間ほどハイキングした後、ザルツブルクに移動。ここでもハイキングと観光を楽しんだ後、ミュンヘンから羽田に戻るというものです。以下、2024年6月27日から7月10日までの約2週間の旅の記録です。

ミュンヘン観光

14時間のフライトでたどり着いたミュンヘンは大きな都市でした。夜の到着だったのでその日は空港からミュンヘン市内まで移動してホテルに宿泊しました。翌日は朝からミュンヘン観光。便利なことに観光スポットは市街地中心部に集中しています。まずは駅で市内中心エリアをカバーする交通機関の1日券を買って、ミュンヘン一番の名所であるレジデンツに向かいました。レジデンツは旧バイエルン王国ヴィッテルスバッハ家の王宮でその敷地はとても広く、人に道を聞いてやっと入口にたどり着きました。大きな敷地の観光名所はたいてい入口探しで苦労します。

これが入口の前にあるライオン像。盾の紋章に触ると幸運になるとのこと。

見学コースにはちゃんと日本語音声ガイドがあったのは助かりました。一方向の長いルートが組まれていてその最初がヴィッテルスバッハ家代々の肖像画が並ぶギャラリー。その豪華さには眼を見張ります。

しばらく歩くとアンティクヴァリウムという大広間に出ますが、ここも圧倒される大きな空間でした。

さらに見学ルートは延々と続きます。内部は迷路のように長く各部屋毎に解説があるので、適当にスキップしながら歩きました。食器類や調度品の展示もありました。

レジデンツをゆっくり観光した後、次の観光スポットであるマリエン広場まで歩いて行きました。

ちょうどお昼になり、ネオゴシック様式の新市庁舎の塔にある仕掛け時計を見学することができました。時計はかなり塔の上の方なので人形が小さくしか見えないけど等身大とのこと。ガイドブックによるとバイエルン大公の結婚式や騎士の馬上試合などを再現しているらしい。様々な人形がたくさん登場するので楽しいアトラクションとなっていました。

このあたりはマリエン広場と呼ばれ、市の中心地です。欧州はどこでもそうですが広場には音楽が溢れています。

マリエン広場の隣には1800年代にできたファーマーズマーケットがあり、そこでチーズとパンとビールでお昼としました。

お昼の後はマリエン広場にあるいくつかの大聖堂を見学しました。

その中のひとつが上に登れるらしいので、お金を払って入場したら、残念ながららせん階段ではなくエレベーターでした。上からの眺めはこんな感じ。

すぐ手前に先ほど見た新市庁舎の塔が見えましたが、正直お金を払って見るほどの景色ではないかもしれません。

マリエン広場からは地下鉄でアルテ・ピナコテークに向かいました。ここはドイツが誇る古典絵画の大美術館でデューラー、ルーベンス、レンブラント、ダ・ヴィンチなど、とても充実したコレクションでした。特にルーベンスの大きな作品が所狭しと並んでおり、壮観でした。

作品に圧倒されつつ楽しい午後の時間を過ごした後、アルテ・ピナコテーク近くのテュルケン通りを歩いてみました。骨董店や飲食店などが並んでおり、学生の街らしく若い人たちがビールを片手に議論していました。しばらくぶらぶら歩いた後、レストランに席を取り、御当地のミュンヘン・シュニッツェルを頼んでみました。

ウイーンのウィンナー・シュニッツェルが牛肉を使うのに対して、ミュンヘンのシュニッツェルは豚肉を使い、さらにパン粉で揚げてるので日本のとんかつにかなり近い料理でした。ということで初日はミュンヘン観光を堪能しました。

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