琵琶湖の東を巡る旅2日目は近江八幡周辺。安土城に関わる史跡と近江八幡市街を見学しました。
安土城考古博物館
安土城考古博物館は2つのセクションに分かれてました。ひとつは考古学、縄文から弥生時代の遺跡や出土品が豊富に展示されていました。もうひとつは戦国時代、信長の時代のコレクションもなかなか充実して面白かったです。
信長の館
博物館と同じ敷地内に信長の館という建物がありました。安土城の天守閣の最上位の部分が原寸大で再現してあります。特に豪華な内装、金箔を多用した金碧障壁画などが目を引きます。一番良かったのはVRによる安土城シアターでした。ポルトガル人宣教師ルイス・フロイスの目を通して信長が築いた安土城を俯瞰する内容で、とても良い出来栄えでした。ちなみにほとんど貸切状態でした。
安土城跡
VRで見た安土城は、史跡として整備されていました。もちろん今は天守閣も付帯の建物もありませんが、石垣や礎石は良い状態で保存されていました。天守閣のあった最上部までは歩いて30分くらいかかりますが、安土に来たらここは必見だと思います。最上部からは琵琶湖が遠望できますが、当時の地形では城はほとんど湖に浮かぶ高層建築だったのです。
安土城郭資料館
安土駅そばにも安土城を題材とした市営の安土城郭資料館があります。小さな施設ですが、安土城を輪切りしした形で内部の作りを見ることができます。やっぱりこのあたりはほとんど信長の人気に依っている感じですね。
近江八幡 日牟禮八幡宮
安土城関連の見どころをほとんど見て回ったので近江八幡市街に着いたのは夕刻に差し掛かってました。日牟禮八幡宮は応神天皇を祭る大きな神社で、特に3月から4月にかけて相次いで行われる「左義長祭」「八幡祭」が有名です。境内には祭りに使われる祭具などが展示されていました。
近江八幡 八幡堀
近江八幡は安土城の城下町として発展し、古い町並みや掘割が残っていました。メンタームでおなじみの近江兄弟社の創設者のヴォーリズの軌跡をあつめた資料館がありましたが閉まっていたのは残念です。市街中心地を流れる八幡堀を少し歩くことができました。
この日のアルバムはこちらにまとめてあります。
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