スイス旅行2(ベルニナ)

旅行

【6月20日】

20日はサンモリッツからティラーノまで氷河急行と並んで有名なベルニナ急行に乗りました。帰りに一区間分歩く計画です。今回、色々ある交通パスのうちどれを使うか迷ったのですが、とりあえずFalf Fare Passというほとんどの交通機関が半額になるパスを選びました。たぶん、交通機関のほぼ全額がフリーとなる高額のスイス・トラベルパスを使ってもパス代を含めた割引総額は変わらなかったと思います。ただFalf Fare Passだと結局半額チケットを買うという手順が必要なので、面倒さはありました。

ベルニナは前日に予約したため通路側2等が空いてなくて1等にしました。ちなみにスイス・トラベルパスだと最初から1等か2等か決まってしまうので、Falf Fare Passの方が柔軟性はあります。

スイスの列車は良くメンテされていてどれもピカピカです。サンモリッツを出てしばらくすると右側にベルニナの山々が見えてきます。

1等は特別大きなガラスなので快適です。ベルニナ山系や渓谷の見える高台、ループ橋や3つの尖塔のある町など見どころが次々に現れます。

途中の高度は2200mほどに達しますが、最終目的地のティラーノはほぼ平地でかつイタリアなので、全く雰囲気が異なります。ハイキングするのがメインなので、ティラーノではパスタを食べただけで帰りの普通列車に乗り込み、アルプ・グリュムという駅で降りハイキングを始めました。

スイスではハイキングはたいてい下りが歩かれるのですが、ここは最初に少し長い登りがあります。

登りを過ぎると小さな展望台がありました。

花はもうたくさん咲いてました。また途中には雪渓やミルク色の湖があり、そばを赤い電車が通るとほとんど観光写真のような景色を楽しむことができました。

スイスは色々と学ぶことが多かったのですが、標識がどこでも様式が統一されていて全く迷う不安がないのは素晴らしい。ちなみに登山者用標識は黄色で統一されています。日本もぜひ見習ってほしい。

ハイキングの終点はオスピツィオ・ベルニナ駅です。

帰りの電車の途中から雨が降ってきていきなり電車がストップ。すると技術的問題によりこの電車は運行不可、救援の機関車が来るというアナウンスがありました。1時間ほど待ったあと機関車が到着、動き出したのですが、また次の駅で止まって結局最後はバスでサンモリッツに帰るはめになりました。バスへの乗り換えは、たまたま一緒に乗り合わせた日本人ツアーのガイドさんのお世話になりました。

全体としてスイスの交通システムは特に複数の交通機関をまたがった予約などのIT化やわかり易さで日本よりはるかに進んでますが、技術的信頼性は日本がまだまだ優位にあるようです。

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