映画「審判」プレミア試写会

日常の写真
sdr

僕がちらっと出てくる映画「審判」が完成し、プレミア試写会に行ってきました。

映画はカフカの原作よりテンポ良く展開します。東京の銀行員である主人公は最初から罪状がわからないまま罪に問われ逮捕され、それからは奇妙な隣人や意味ありげな登場人物たちに翻弄されていきます。何か希望の光が見えたような展開を経て、最後はやはり不条理な結末を迎えます。

映画の出来はとても良いと思うのですが、いつも映画館で観る映画と決定的に異なることがあります。それは自分で原作も脚本も見て、エキストラとは言え撮影に関与したため、映画の出来を客観視することがもはや不可能になっているからです。

恐らく全てのアート作品の製作者の編集における最大の問題は、自らが内部に取り込まれるために作品の客観視が不可能ということに尽きるのではないでしょうか。

まあそんな小さな不条理を体感できたことも今回のエキストラ出演の果実ですね。

試写会の後に製作者によるトークがありました。これが監督のジョン・ウィリアムス。

こちらは出演者一同。

主演のにわつとむさんと。

映画は渋谷ユーロスペースにて7月初めから3週間上演されます。

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