今年も日本最大のカメラと写真の展示会CP+を見に、みなとみらいまで行ってきました。毎年行っているので大手企業のブースの位置とか、どんな性格のセミナーがあるか、だいたい見当がつくので、今年はかなり効率的に回ることができました。
僕の参加の主な目的は各メーカーの現地セミナーです。特に各社のレンズに特化したテクニックが参考になります。最初に観たのが、山岳写真家の菊池哲也さんのセミナー。
相変わらず世界の山に登って写真を撮られているようです。最近の出版された写真の紹介が主で、山岳写真テクニックとかの解説が少なかったのは残念ですが、2010年に白馬岳に登った時に菊池さんに白馬山荘でお目にかかったので、懐かしさ半分に聴かせてもらいました。
写真による装備の解説も少しありました。写真を見ると夏山ということもありそれほど装備が多いという印象ではないですね。菊池さんは白馬で自身の写真ギャラリーを運営しているのですが、なんとか保っている状態なので是非皆さん来てね、と最後は宣伝で終わりました。
次に受講したのがKenkoのPLフィルターのセミナー。こちらはPLフィルターの使い方の具体的なテクニックを要領よく解説してくれて、今回最も参考になりました。
その後、キャノンの高画素の風景写真のセミナーを覗いた後、Tamronの広田泉さんの鉄道写真のセミナーを聴講しました。
前回のCP+では僕のお気に入りのTamronの16-300mmが発売直後ということもあり、このレンズの技術中心のセミナーを受講したのですが、今回はこれ1本でタイの鉄道を撮りまくったという広田泉さんの体験談が面白かったです。ちなみにキャノン、ニコンは高画素へと傾倒していますが、僕はそこには全く興味が無いです。もちろん高精度、高画質を楽しむ世界もありだと思うのですが、僕はそれよりフットワークを活かして撮影の可能性を大きく広げる方に興味があります。
広田さんの解説によれば、この16-300mmでは流し撮りの動きを検知して流し撮り中はレンズの逆方向への動きを抑えて、ブレを防止しているらしいです。また焦点距離を変えながら流し撮りをするテクニックの解説は、鉄道をやらない僕にも参考になりました。
全体を見回すと、今回は高画素化、趣味化の流れと共に、各社アウトドアへの傾斜がつよくなってました。
これはカシオのブース。ほとんどアウトドアショップの乗りです。
こちらはリコーのアクションカメラ。
こちらはNikonのブース。アウトドアというより、フラワーショーみたいですね。Nikonが一番気合が入っていたような気がします。
Canonのブースでは僕がメインで使っているカメラEOS 70Dの後継の80Dと、サブで使っているPowershot G7Xの後継機Powershot G7X MarkIIが出てました。どちらも確実に進化を遂げており、触手が動きますが、ガマン、ガマン・・・。
最後はお約束のように各社のコンパニオンやモデルさんを撮影してきました。ということで毎年楽しませてくれるCP+でした。
こちらはおまけ。Pepperや人魚もモデルやってました。
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