縄文のビーナスと東博の紅葉

アート
はにわ、縄文のビーナス、ハート型土偶

東京国立博物館で開催中の日本国宝展、混むのを覚悟で行ってまいりました。オンラインチケットをあらかじめ購入し、開館直後の到着だったので、意外にも待ちは15分程度でした。館内では第2展示室からまわったので、結構じっくり見ることができました。

あたりまえですが、国宝って「やっぱり国宝だね」というだけの圧倒的な美しさや歴史的価値を持ってます。この展覧会の場合、展示品が全て国宝なのだから、展示室を歩くにつれ感動や興味が次々に湧いてきて、最後まで飽きることがなかったです。

その中で個人的に面白かったのは、平安時代の地獄草子や華厳五十五所絵巻などの絵のある文学や説話のたぐいです。華厳五十五所絵巻は善財童子が知識を求めて日本各地を巡るというお話ですが、描かれた善財童子がかわいくて楽しい。日本書紀や日本霊異記などの漢文による文学、記録も意外に見るだけで楽しい。日本霊異記なんてファンタスティックな説話が多いので、なんとなく土佐日記のようなひらがなのイメージがあったのだけど、がちがちの漢文でした。意外なことに日本霊異記も土佐日記も写本でしか残っていないんですね。

会場で人気があったのは5体の縄文の土偶です。僕の場合、少し前に佐原の国立歴史民族博物館(歴博)で5体全部をレプリカで見てますが、今回は本物がアートとして照明されているので格段に美しい。ミュージアムショップ前に国宝土偶ガチャを見つけたので、もちろん300円を投資、「縄文のビーナス」をゲットしました。

左から歴博で買ったはにわ、今回の縄文のビーナス、九博で買ったハート型土偶を並べてみました。なんか楽しい。

東博の裏側は庭園になってます。紅葉をスナップして帰路に付きました。

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