愛宕山登頂

日常の写真

今日は六本木のサントリー美術館で開催されている「歌舞伎 江戸の芝居小屋」展に行ってきた。

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出雲阿国の時代、京都の川原で行われていた興行の様子、その後芝居小屋としてスタイルを確立していく様子が、草子や屏風などの豊富な資料で示されている。当時の人たちが随一の娯楽であった歌舞伎を目いっぱい楽しんでいたことがよく分かる。芝居小屋の内部構造や楽屋の様子も、庶民の関心の的であり、解説本として浮世絵が流通していたのだが、市川團十郎、岩井半四郎、松本幸四郎など、人気役者の舞台での活躍が活写されている。

それにしても役者の装束や意匠のなんと粋なことだろう。役者は当時の庶民のファッションリーダーだったのだが、今の庶民のファッションが当時を超えているとはとても言えないと思う。

江戸の気分に浸った後は、都内をちょっと歩くことにした。江戸の随一の娯楽が歌舞伎なら江戸で随一の高さと眺めを誇った愛宕山は六本木から飯倉、東京タワーを経て30分で行けるのだ。

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東京タワーの前では、なつかしいお猿の大道芸が行われていた。江戸の昔から興行のねたが尽きたためしはない。

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愛宕山は天然の山としては都内の最高峰であり、標高27.5mを誇る。愛宕神社に至るいわゆる「出世の石段」を登り、無事愛宕山の登頂に成功した。

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