セーラーとペッカ、町へいく

意外かもしれないが、ノードストリュームはどこかピカソを感じさせる。ピカソはどんな素材からも想いのままに作品に仕立てることができたし、常にピカソであり続けることができた。

この絵本はいうなれば、コラージュを使った風景と大雑把なコマ割りの漫画を組み合わせたものだ。多分ノードストリュームはまず風景を描き、その画面に配置した主人公たちが動き出すのを待ったのだろう。一度動き出したセーラーやペッカ、ピエロや猿は、作者の意思を超えて活躍をはじめる。それが漫画的な部分を構成する。

でも一番重要なことは、ノードストリュームが創りだすキャラクター達が自分の人生を生きていることだ。彼らの人生に対する絶対的な確信がこの絵本の最大の魅力だと思う。

一度彼の「アート」作品も見てみたいが、確実なことは絵本を描いたと同じノードストリュームがそこにもいるということだ。

 

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