日本の大聖地

山の会の方に教えてもらった本。日本の様々な聖地(敢えてパワースポットとは言わない)を写真と共に紹介している。写真が素晴らしいとのことだったが、大判のサイズを利用した写真だけでなく、解説も興味深かった。

聖域めぐりは富士山からはじまるのだが、富士聖域の中に柿田川が取り上げられていた。柿田川は国道1号線沿いに突然噴出し、たった1.2kmの距離の間に多くの湧き水を伴い、狩野川に合流する。

この日本屈指の清流が、70年代に工場の排水で汚染されたことがあった。しかし80年代に地元の有志が立ち上がり、工場を撤退させ、川を清掃し、元の蛍と鮎とカワセミの川を取り戻したのだ。この本はそれを「復活と浄化」の物語として記述していた。

今日本が直面しているのは、この小さな川が直面したと全く同じ種類の問題だ。そして今、菅首相が発信すべき物語こそ「復活と浄化」ではないか。僕は菅首相は世界に、日本が「復活と浄化」を成し遂げることを、約束しなければならないと思う。そしてそれをなし遂げるのはただ日本の力だけではなく、世界の力だということ、そして世界の人にいつか自分の成し遂げたことを見に来て欲しい、と語るべきだ。

それはもちろん困難な物語になる。だが全ての物語は、未来への確信とそれを鼓舞するリーダーの言葉から始まるのだ。