非接触部族

どうやら世界(主にアマゾン流域)には100以上の、文明と接触を避けて生活している部族が存在するらしい。そしてそれらの部族の維持を図るために、活動を続けているのが“Survival”という組織である。

僕もWiredvisionの記事で知ったのだが、サインアップすると月に一度ニュースレターを送ってくれる。僕に出来ることは少いが、森林破壊を抑制するよう求めるペルー大統領へのメールを一緒に発信したり、少額の寄付をしたりしている。

ひとつにはSurvivalのサイトの美しさに魅せられたことがあるかもしれない。部族の人の顔、集落、森の写真が素晴らしい。そして未接触と見られる部族の驚くべき動画などもある。妙なことにここの動画を見て映画アバターを思い出した。話は逆で、恐らくアバターの制作にあたって、このサイトの情報が参考にされたに違いない。

これらの部族がヴァーチャルな世界でなく、リアルに生き延びることこそ、我々の多様性の証なのだ。

コメント

  1. tekoran より:

    はじめまして。高野秀行さんの著書『巨流アマゾンを遡れ』(集英社文庫)に非接触部族についての記述がありました。その本によると、町から船で二~三日あれば着くような場所に文明を拒み続けている部族がいるのは、今ではアマゾンだけなんだそうです。また、ほかにも幾つかの部族が紹介されていますが、そのほとんどはすっかり文明化しているそうです。

  2. artjapan より:

    tekoranさん

    はじめまして。アマゾン以外に非接触の部族がないというのは残念だけど、たぶん実態はそうなんでしょうね。最後の秘境としてのアマゾンの生態域の保存は、もはや周辺諸国というより全人類の責務です。違法伐採が横行している実態を、なんとか変えたいですよね。

    artjapan

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