あかつきふたたび

あかつきの金星への軌道投入が失敗に終わった。とても残念だが、このようなチャレンジにリスクはつきものだ。幸運なことにあかつきにはまだ6年後のチャンス残っている。

ここでいきなり政治の話をするのだが、僕が菅首相なら、この失敗が確定した局面で、敢えてあかつきのチャレンジを称える。なぜなら現在の日本に最も求められるものこそ、あかつきのようなリスクを恐れないチャレンジだからだ。

もし菅首相が、激動する世界情勢に敢然と立ち向かう勇気、リスクに目を背けない姿勢を説くなら、そしてそのような日本を実現するための試金石としてTPPの実現に邁進するというなら、彼に歴史に(良い意味の)名を残す最後のチャンスがあると思う。

民主党政権発足時、先見性のある人々が一番恐れたのが、、リスクとチャレンジを否定する社会主義的な経済政策により、20年の空白の後の日本経済に止めを刺すことだった。そしてその予感は残念ながら現実となりつつある。

かすかな希望を残すあかつきとは異なり、今チャレンジしなければ、6年後に再チャレンジする力が日本経済に残されているかどうかは分からないのだ。

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