その名は蔦屋重三郎

今日は六本木のミッドタウンに行ってきた。ここはサントリー美術館とFUJI FILM SQUAREがあるので、僕の定番のお散歩スポットだ。入っている店は高級すぎて眺めるだけなのだが、インテリアが素晴らしく、特に今の時期はクリスマスのデコレーションが楽しい。

サントリー美術館は、江戸のスーパープロデューサーだった「蔦重」こと蔦屋重三郎にまつわる展示だった。北斎や歌麿の浮世絵が多いかなと思っていたが、意外に蔦重本人の足跡を丹念に追っていた。特に歌麿が吉原の遊女の有り様を時間毎に描いた青楼十二時など、江戸文化の発信地としての吉原にまつわる展示物が興味深い。北斎は少なかったが、歌麿の大首絵や写楽の有名な役者絵は多く出ていた。大田南畝の狂歌や往来物など、あまり普通の展覧会で見かけない展示物も多く、江戸の多様な文化が楽しめる展示だったと思う。

FUJI FILM SQUAREは山岳写真家白籏史朗の「圏谷のシンフォニー」なる展示だった。圏谷とは氷河の侵食でできた抉られたような地形で、日本では通常カールと呼ぶ。先日TVの新番組「絶景百名山」で穂高連峰の映像を見たばかりだったので、白籏史朗が撮った涸沢カールの紅葉がとても身近に感じられた。

六本木に行くといつも何か新しいことに遭遇する。今回は仮面のパレードに出くわした。あまり盛り上がってはいなかったが。