江戸からおもちゃがやって来た

アート

千葉惣次の「江戸からおもちゃがやって来た」 晶文社

下馬の図書館で一緒に借りたのがこの本。江戸時代のおもちゃを美しい写真と共に紹介している。江戸時代のおもちゃは、ひとつひとつが手作りでなんとも言えない素朴な味わいがある。もちろん子供向けに作られたものだから、愛嬌とかユーモアが感じられるものが多い。写真のおもちゃなどは、「ぴんぴん鯛」と言うそうで、名前まで楽しい。

著者の千葉惣次氏は江戸のおもちゃのコレクターが転じて、千葉の芝原人形を復活させた方だ。氏の人形も見てみたいが、なんと行っても氏のコレクションが素晴らしい。氏の作った工芸品は千葉の資料館あたりに展示されているようだが、氏のコレクションを中心にした江戸おもちゃの常設の展示館があれば、さらに楽しいなと思ったりする。

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